ラブライブSSR 第二章
※序章、第一章はここ↓
https://tw1-2.hatenablog.jp/entry/20170317/1489764929
第二章 ~友達~
その日(昨日)のうちに、憧れていたアイドル研究部に入部した私。
本当に嬉しかった。まさか元μ'sのメンバーの身内が部長と副部長だったなんて…(ニヤニヤ
??「よう!お前、なにニヤニヤしてんだ?」
\Σヒッ???/
(Σび、びっくりしたー?だ、誰?)
??「おう、どうしたんだよ?俺の顔になにかついてるか?」
友歌「え、えーと…。い、いえ…。いや!そうじゃなくて!」
??「なんだよ。なんかお前面白い奴だなー」ケラケラ
友歌「もう!」(プクー
??
「まあいいや。お前、面白い奴だな。
あ、自己紹介遅れたな。俺は高堀操(たかおりみさお)。操って呼んでくれ」
友歌「あ、私は上井友歌(かみいゆか)です。よろしくお願いします。操さん」
操「おう!よろしくな!友歌ねぇ…。ユッキーって呼んでいいかい?」
友歌「Σゆ、ユッキー!?な、なんですか。いきなりそのあだ名は!?」
操「ユッキーがダメなのか?ならユンユn」
友歌「Σもっと嫌です!!」
操「なんだよ。お前、かたい奴だなー。なら上井だから、かみーy」
友歌「…ユッキーでいいです…」(泣
操「よし、じゃあユッキーな。改めてよろしく!」
友歌「は、あははははは…。こちらこそ…」(乾いた笑い
操「ところでユッキー。さっきから見ていたけど、何にやついていたんだ?」
友歌「Σえっ!?そ、そんな顔していましたか?」
操「おう、周りを見てみな」
クラスメイト(ニヤニヤクスクス
友歌(\キャアアアアアアアア!!!!/)←心の叫び
操「どうよ?」
友歌「あ、あー。ソウデスネ。アハハハ…」(…死にたい…)
操「そんなにやけ顔してたってことは、入りたかった部活があったとか、そんな嬉しいことがあったんだろ?」
友歌「あ。は、はい。当たりです」
操「どこの部よ?」
友歌「アイドル研究部です」
操「あ、アイドル…。何?」
友歌「アイドル研究部です」
操「何だ。アイドルでも研究するのか?」
友歌
「んー。私も昨日入ったばかりで詳しいことは後日、先輩…じゃなくて、部長さんや副部長さんから教えてくれるはずだけど…。
名前の通り、そのアイドルについて研究したり、自分たちがスクールアイドルとなって歌ったりダンスしたり、そんなパフォーマンスをみんなに見せるんです」
操「へー」
友歌
「私がここの部活へ入ったきっかけは、三年前、ここに在学していたμ'sというスクールアイドルが見せてくれた“輝き”に憧れたんです。」
操「なんだ。石鹸って輝くのか。そんな輝きに憧れるって、ユッキー変わってるな」
友歌「Σちがーう!!!」
操「違うのか?」
友歌「は、はい…」(こ、この人と付き合うのは疲れる。ダレカタスケテェー)
??「あのぅ…。ちょっといいですか?」
友歌(今度は誰?)
??「いきなり横から入ってすみません。今、スクールアイドルのお話をしていましたよね?」
友歌「あ、はい。あなたもスクールアイドルに興味があるんですか?」
??
「はい。私もあなたが今お話ししていた、当時のμ'sのライブ動画を見て知ったんです。あ、すみません。自己紹介がまだでしたね。私、津久田百音(つくだもね)と言います。よろしくお願い致します」ペコリ
友歌「上井友歌です。こちらこそよろしくお願いします」
操「俺は高堀操。操って呼んでいいぜ!津久田は…百音だから、モッチーって呼んでいいかい?」
友歌「Σちょ!!」
百音「いいですよ~。なんかカッコよさそうですね♪」ニッコリ
友歌(い、いいんだ…)
百音
「で、先ほどのμ'sのお話なんですが…。石鹸ではなくて、上井さんがおっしゃっていたとおり、三年前までにこの学校で活躍していたスクールアイドルなんです。」
操「へー」
百音
「えーと、あれは確か三年前でしょうか?
ある日、この音ノ木坂学院が廃校の危機に瀕していたんです。そこで当時の二年生だった高坂穂乃果さんを中心としたμ'sが生まれました。
彼女たちは廃校を阻止するため、ラブライブでたくさんのライブを見せてきました」
操「らぶらいぶ?なんだそれ?」
百音
「あ、こちらの説明が先だったようですね。ラブライブとは、全国にいるスクールアイドルたちがお互いにライブで競い合う、大きなプロジェクトの事です。うーん、高校野球や甲子園がイメージに近いでしょうか?」
操「何それ。面白いじゃん」
百音
「そうでしょう? お話を少し戻しますが、μ'sはそのラブライブで優勝をして廃校を阻止できました。
そして今から三年前、アキバドームで見せたライブが彼女たちの最後のライブとなったんです。」
操「へぇー。なるほど。ああ、そういえばアキバの街にけっこうアイドルっぽい女の子の垂れ幕があったけど、あれがμ'sなんだな」
百音
「そうです。彼女たちがμ'sです。あ、私、ちょうどμ'sの本をもっているんです。読みます」
友歌「え?今持っているんですか?」
百音「はい」
友歌「ならぜひ」
百音「どうぞ」(本をスッと出す
友歌「こ、これが伝説のμ'sの本…」
本(\ピッカー!/←後光)
友歌(うぉっ!?眩しっ!)
操
「へー。これがそのμ'sの本か。どれどれ(パラパラ読む)
ほー。俺、アイドルとかまったくわからないけど、スッゲーかっこいいじゃん。」
百音「そうでしょう。実は私もアイドル研究部に入ろうかなぁと考えていたところなんです。」
友歌「えっ?津久田さんも入部希望なんですか?」
百音「はい。上井さんはもう入部したんですよね」
友歌「はい。部長や副部長のお話を聞いてすぐ入部しました」
百音「ならば私たち、一緒ですね」ニッコリ
友歌「そうですね。改めてよろしくお願いします。津久田さん」
百音「百音でいいですわ」
友歌「ならば私も友歌って呼んでもいいですよ」
百音「はい。よろしくお願い致しますね。友歌さん」
操
「ふーん。お前ら二人ともそこに入部するんだな。俺はどこにしようか悩んでいるところだぜ」
友歌「操さんは中学校の時はどこに入ってたんですか?」
操「そんな堅苦しい言葉遣いしなくていいよ」
友歌「じゃあ…。どこに入っていたの?」
操「帰宅部」
ゆかもね「「え?」」
操
「帰宅部。俺、部活には入っていなかったんだよ。
かわりに体育会系の部活の助っ人に呼び出されていたな。野球部にサッカー部に陸上部、バスケ、バレー…(指折りつつ)
あぁ。かわったやつだとカバディやセパタクローとかもやったな。格闘系だと空手、柔道、剣道…。まあいろいろだ」
友歌「…な、なんかすごいね」
操
「で、高校に入ってからなんか部活に入ろうと思ったんだけどよぅ、ユッキーとモッチーの話聞いていたら、興味湧いてきた。
でもそのスクールアイドルやラブライブとか、いまだにピンと来ないから、ひとまず仮入部みたいな感じでいいかい?」
百音
「大丈夫だと思います。μ'sの何人かのメンバーも初めは初心者でしたから。
でも操さんの中学生の頃のお話を聞くとスポーツ万能なんですね?」
操
「ああ、それだけが取り柄だったから。あと他はダメだけどよ。
よくこの音ノ木坂に入れたと今でも思うよ」(笑)
百音
「操さんはμ'sのポジションに例えるなら、凛さんになりますね。凛さんもそんな感じだったと思いますから」
操「へー。その人もセパタクローしてたんかなぁ?」
友歌(絶対にないと思うけど…)
操
「ま、いっか!よーし!これから俺たち三人は親友な!今すぐにスクールアイドルは無理だが、もしそうなったらすごいよな!」
百音
「そうですわね。私たちもμ'sやA-RIZEのように輝きたいですわ。ね?友歌さん」
友歌「え?う、うん。そうだね。今は無理でも叶いたい夢があればなれるよね。ううん、なってみせるよ!」
――――かくして、ここに新たなる一組のスクールアイドルが生まれたのであった