蒼い子猫と翠風の樹

取扱注意的なラブライバー時々PBWユーザーところによりTRPGプレイヤー

ラブライブスピンオフSS 第五章

前回のラブライブ!
  


(BGM→https://www.youtube.com/watch?v=fGWaO7uuTts&feature=youtu.be



百音(もね)です。


前回はアイドル研究部の説明会でいろいろありました


沙樹さんが自分が理想とするスクールアイドルについて述べていました


確かに沙樹さんの言うことも一理ありますが、私たちは咲樹さんには絶対に負けません!



第五章 〜体力テスト〜




(校庭に出てきて並ぶアイドル研究部一同)


友歌(説明会から三日、いよいよアイドル研究部の全体練習が始まった。私たち一年は全員で20人。
二年生は…茉莉奈さん一人?
三年生は…雪穂さんと亜里沙さんの二人だけ?
あれ?上級生はもっと多いと思っちゃった…)


雪穂「はい。みんな、こんにちわ。今日は説明会で言った通り、全体練習をするよ。
といってもまだ初日だし、今回は体力テストみたいな感じでやっていくから気楽にやってね。」


茉莉奈「それと怪我しないよう、練習する前はしっかりと準備体操するから念入りにすること。怪我したら元の子もないから、しっかりするように。」


一年生「はい!」


亜里沙「いい返事。じゃあこれから始めるよ。みんな、横に広がって並んでー。」


(一同並ぶ)


雪穂「並んだね。じゃあ最初はこれ。亜里沙。」


亜里沙「うん。じゃあ行くよー。начало!*1
(カチ←用意してあったラジカセを押す)


〜♪〜♪(ラジオ体操第一が流れる)


一年生「!?」


茉莉奈「一年!ちゃんとやりなさい!」


一年生「は、はい。」


友歌(あ、あれ…?最初の準備運動はわかるけど…。ラジオ体操から始まるなんて思わなかった…)


〜♪〜♪(ラジオ体操第一が終わり第二スタート。そして第二も終わる)


雪穂「はい。やめー。」


亜里沙「うーん、なんか体が軽くなったよ。」(ピョンピョン飛んでいる)


友歌「あ、あのう…。雪穂さん。」


雪穂「ん?何かな、友歌ちゃん。」


友歌「練習する前の準備運動はわかっていたのですが…まさかラジオ体操から始めるとは思わなかったです。」


操「あ、俺もいきなりハードな感じだと思った。なんでかな?」


雪穂「ああ、その件ね。これは私たちがアイドル研究部に入ってから、お姉ちゃんたちと話し合って決めたの。練習する前にもう少し体をほぐしたほうがいいかなーって」


友歌「なるほど」


百音「あ、すいません。私も質問があるんですが…。」


茉莉奈「ん?」


百音「えっと…。雪穂さんと亜里沙さん、茉莉奈さん以外の上級生のみなさんはどうしたんですか?」


茉莉奈「え?ああ、詠美(えいみ)と未唯(みい)のことね。二人は今生徒会の仕事でいないのよ。そのうち紹介するわ。
あとライカさんは…。ちょっと事故にあって今は入院してるのよ。でもそろそろ退院するはず。ライカさんも紹介してあげるから。」


百音「はい。」


亜里沙「あ、そうそう。昨日ライカから電話が来て話したら明後日に退院できるって。」


雪穂「そうなんだ。よかった。」


友歌(どんな上級生なんだろう?気になるな)


雪穂「さて、それじゃ次は…。そうだね。軽く50メートル走してみようか。」


友歌「え?」


亜里沙「あ。雪穂がさっき言ったとおり、今日は体力テスト的なことやって、みんなどのぐらい体力とかあるか測っているの。
いきなり体力の違う人とやったら疲れるでしょ?同じ体力の人なら同じペースでできるから。そのための体力テストなの」


友歌「なるほど。これも雪穂さんと亜里沙さんが考えたんですか?」


ゆきあり「うん。」


友歌「さすが。穂乃果さんと絵里さんの妹ですね」


亜里沙「おー!スパシーバ!ユッキーはハラショーなコだね。」


友歌「あ、ありがとうございます。
(なんかもうユッキーって呼ばれちゃっているけど…。ま、いっか(笑)


操「お?いよいよ本番か?任せとけ!!」


百音「操さん、すごく張り切ってますね。」


操「おうよ!今日まで体がウズウズしていたから!今日はやってやるぜー!」


※50メートル走
操「おりゃあああ!!」


※握力測定
操「ふぬりゃあ!」


※反復横跳び
操「うりゃああ!!」


ハンドボール投げ
操「てりゃああ!!」


立ち幅跳び
操「フンっ!」


長座体前屈
操「ふんぬ!!」


※持久走
操「てりゃりゃりゃりゃりゃーーーー!!!!」


※上体起こし
操「ちぇりゃあ!」


  ※  ※  体育テスト終了  ※  ※


友歌「はぁはぁ…。ぜぇぜぇ…。つ、疲れた。」orz


百音「私も疲れました…。体力がないって実感しました。」



操「なんだよ、お前ら。だらしねーなー。俺なんてまだまだいけるぜ。
そうだなー。懸垂50回ならまだ軽くできそうだぜ。」(ケラケラ)


友歌「Σなら操だけやりなさい!!」


操「なんだとー!?こうしてやるー。」(コチョコチョ)


友歌「Σひゃう!?や、やめなさい。みsあははははは!。ちょひひひ!!??」


茉莉奈「はいはいー。そこ、何やっているのよ?全部終わったのならこっち来なさい。」


百音「はい。大丈夫ですか?友歌さん。しっかりしてください。」


友歌「あ、あー…。なんかもっと疲れちゃった…。ごめんなさい。連れてって…」


   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ÷


茉莉奈「全員終わったかしら?これで全体練習は終わり。全員の記録は私たちがつけるから。明後日ぐらいに全員に渡すわ
あとは今日使った道具とか全員で片付けること。これも立派なスクールアイドルとしての仕事よ。さっさとやりなさい。」


一年生「はい。」


亜里沙「でも一年生の記録を見たけど…操と咲樹がトップだね。」


雪穂「どれどれ…。わ、ホントだ。操ちゃんと沙樹さんの記録がすごい。瞬発力だけで見ると操ちゃん。持久力だけ見ると沙樹さんがダントツね。」


操「へへーん!どうだい!」(咲樹を見る)


沙樹「こんなのは、私にとって当たり前のことです。」(操を見る)


百音「二人ともすごいです。私なんて記録が下の方です。」


友歌「私も百音さんと同じだったよ。」


茉莉奈「今年の一年はかなりの逸材がいるようね。鍛えがいがあるわ。
でも去年の私ほどの記録じゃないけどね。」(どや顔)


雪穂「そうだね。去年の茉莉奈ちゃんは操ちゃんと咲樹さん以上の記録だったもんね。でもうかうかしてると追い付かれちゃうよ?」


茉莉奈「ちっちっち。雪穂さん。それは無理な話ですよ?このアイドル研究部のエースであるあたしがいる限り、あたしの記録は破られませんよ?」


操「何をー?なら勝負しようぜ!マリリンさん!」


茉莉奈「だからマリリン言うな!」


沙樹「面白そうですね。その勝負、私も乗ります。」


茉莉奈「あんたまで…。ま、あたしは別にいいんだけど。でも体力テスト行う前に言ったとおり、今日はここまでよ。どうしても勝負がしたいなら、また後日にしなさい」


沙樹「逃げるんですか?」


茉莉奈(ピクッ)「…何?今、何て言ったのよ?」


沙樹「逃げるんですか?アイドル研究部のエースが勝負に負けるのが怖くて逃げるんですね」


茉莉奈「へぇ…。あんた、面白いこと言うわね。今年の一年は逸材もいるって言ったけど…バカもいるようね。」(沙樹をガン見)


雪穂「ΣΣちちちちちょっと待って!二人とも!茉莉奈ちゃん!挑発に乗っちゃダメだよ!
沙樹さんも言いすぎだよ!今の言葉は取り消しなさい!」


亜里沙「そうだよ!ケンカやめて仲良くしてよー><」


茉莉奈「すいません。雪穂さん、亜里沙さん。でもこのバカが調子に乗らないよう、キツいお仕置きが必要なようですよ?あちらさんもやる気みたいですし。」(操を見る)


操「へへへ…。なんか初めてマリリンさんと意見があったみたいな気がするぜ。」


茉莉奈「同感ね。ただしこれは三人で勝負するから、誰が勝っても恨みっこはなしだから。」


沙樹「私はそれでかまいません。それでも勝つのは私ですから。」


操「言うじゃねぇか。でも勝つのは俺だせ?」


友歌「Σええー!?」


雪穂「…はあ…まったく。仕方ないね。わかった。勝負は持久走でどう?」


操「おうよ!」


茉莉奈「それでいいわ。」


沙樹「私もそれでかまいません。」


雪穂「オッケー。じゃあ…。亜里沙、タイム計ってくれる?」


亜里沙「わかった。でもどうしてこうなっちゃったのー?><」


雪穂「知らない。こうなったらつきあうしかないよ。まあ三人もこの勝負に納得したんだし
あ。友歌ちゃん、百音さん。あなたたち二人もタイム計ってくれない?亜里沙と三人でタイム計れば、公平でしょ。」


友歌「え!?わ、私たちがですか?」


百音「私はかまいませんけど…」


友歌「百音さんがそう言うなら…わかりました」


雪穂「ごめんね。なら亜里沙茉莉奈ちゃん、友歌ちゃんが操ちゃん、百音さんが沙樹さんのタイムを計って。終わったらみんなにジュースおごってあげるから」


茉莉奈「雪穂さん。こちらは準備できました。」


操「俺はいつでもOKだぜ!」


沙樹「こちらもいけます。」


雪穂「わかった。それじゃ行くよ。ヨーイ…」




続く!

*1:ナチャロ ロシア語でスタート