蒼い子猫と翠風の樹

取扱注意的なラブライバー時々PBWユーザーところによりTRPGプレイヤー

ラブライブSSR第17章

半年遅れの自己満足的なラブライブSS擬きです(挨拶)

 

 

 

 

前回のラブライブ!

https://tw1-2.hatenablog.jp/archive/2018/09/17


真姫よ


合宿初日を終えたけど、今年の一年生は一癖二癖もありそうな個性のある人ばかりね


それでも期待の新人だからね。特に友歌は大きな可能性が秘めているわ


本当に期待してるからね

 


第17章 ~メンバー発表

 

 

(ナレーション:日高のり子


合宿は連日厳しい特訓や歌唱力、ダンスの練習の繰り返し


だが一年生は必死に着いていき、二年生、三年生も一年生に負けぬよう、お互いに競い合っていた


休憩時はお互いの長所や短所など意見交換やアドナイスをしつつさらに絆を深めていった


そして合宿最後の日が来た…


   ※   ※   ※   ※


茉莉奈「はい!本日、この時間をもって合宿を終わらせるわ!」


操「だああああ!!辛かった―!!」


百音「そうですね…。本当に辛かったです」


友歌「こ、これで地獄の日々から解放される…」


沙樹「そう? 私はちょうどいい特訓だったわ」


操「くっ、この体力化け物め…」


イカ「ははは。でも君たちはよくやった。去年の合宿は途中で何人かやめたし。今年は全員最後までいたから、私は合格だと思うよ」


雪穂「はいはーい、注目。茉莉奈ちゃんが言った通り、今日で合宿は終わり。最後まで本当にお疲れ様。特に友歌ちゃんたちには感謝してるよ」


友歌「いえ…。私は皆さんの足をひっぱっていましたし…」


真姫「そうでもないわよ」


友歌「?」


真姫「友歌の体力や歌唱力、ダンスの技術はみんなと比べてすごく向上したと思うの。でもね…」


友歌「でも…? なんですか?」


茉莉奈「はい!そこでストップ!その答えは今から答えるわ。真姫さんもお願いします」


操「どういうことっすか?」


茉莉奈「先日言ったでしょ? 今回の合宿で次のラブライブのメンバーを決めると」


操「あ、そうだっけ?」


茉莉奈「そうよ。そんなことも忘れていたの?」


操「いやあ。今回の合宿で頭が一杯だったすから」(笑)


茉莉奈「…相変わらずね。まあいいわ。今からメンバーを言うわよ。その前に」


百音「その前に?」


茉莉奈「雪穂さんと亜里沙さんはラブライブのメンバーには出ないことにするわ」


友歌「ΣΣえっ!? な、何でですか?」


雪穂「そのことに関してだけどね、亜里沙とライカ。それに詠美ちゃんと未唯ちゃんと相談したの。私と亜里沙はサポートに徹しようと思うの」


亜里沙亜里沙もね、みんなといろいろ考えて次のラブライブ以降は出ないことにしたんだ」


雪穂「もちろん私と亜里沙ラブライブに出たかった。でもね、他のメンバーの方が私たちと比べてレベルが向上としてるの。だから今回はみんなのサポートをして参加するよ」


茉莉奈「私も二人から今回の事言われて動揺したけど…。でもそれが二人の考えなら私たちは二人の意見を尊重するわ」


真姫「私も話だけ聞いたけど、それが二人の答えなら私もそれに従うわ」


イカ「まあ私もびっくりしたけどね。でもその分、二人の思いを乗せてみんなで優勝を目指すよ」


茉莉奈「というわけで…。改めてメンバーを発表するわ。まずは…私。それと詠美と未唯。二年生は以上。三年はライカさん」


詠美「まあ当然といえば当然ね」


未唯「…ぶい」(Vサイン)


茉莉奈「本当に…。未唯はいつもぐーたらしてるのにこういうところはいいのかしら。おかしいはずよね」


詠美「私も同意」


未唯「…運も実力のうち…」


茉莉奈「たく…。それじゃ一年」


友歌(ドキドキ…)


茉莉奈「操、百音、沙樹。以上」


操「あれ? ユッキーは?」


茉莉奈「…残念だけど…。友歌は入らなかったわ」


友歌「……」


百音「ちょっと待ってください!さっき真姫さんは友歌さんの技術が向上したって言ってたじゃないですか?」


真姫「…確かにそう言ったわ。でもそれは一個人としての話。皆と比べるとまだまだレベルが足りないの。酷かもしれないけどそれが真実」


友歌「……」


雪穂「ごめんね。友歌ちゃん。でもね、まだチャンスはあるよ」


友歌「どういうことですか?」


茉莉奈「友歌。私があなたに対して何を言ったと思う?」


友歌「…わかりません…」


茉莉奈「あなたはスポンジよって言ったでしょ。確かに今はまだみんなには及ばないけど、努力次第では沙樹と同じレベルになれる。あなたは呑み込みが皆と比べてすごく速いの。練習次第でラブライブ前までみんなとおなじレベルに達するわ。この茉莉奈様が言うんだから、私の言葉を信じなさい」


亜里沙「なーんか慰めになってるのかなってないのかな。茉莉奈はいつもそうだよね。ね、雪穂」


雪穂「あはは…。友歌ちゃん。今回はダメでも次のラブライブでメンバーになれる可能性が出てきたよ。一緒にがんばろ」


友歌「…はい。わかりました。でも悔しいのが事実ですけど…。次のラブライブまで絶対にメンバーになります。だから今回は雪穂さんと亜里沙さんと一緒に皆さんをサポートします」


真姫「友歌」


友歌「はい?」


真姫「今回は残念だったけど、あなたには誰にも負けてない技があるわ」


友歌「…なんでしょう…? わかりません…」


真姫「作詞作りよ。私があなたに渡したノートあるでしょ?」


友歌「はい」


真姫「作曲は百音のほうが上だけど、作詞はダントツだと思うの」


友歌「ど、どうしてですか?」


真姫「だって私の渡したノートの歌詞をいち早く理解できてたのよ。それがあなたの力。裏方のほかにも作詞つくりでみんなの力になれるわよ」


茉莉奈「確かに。今まではみんなで考えてやってたけど、作詞なら即戦力になるならすごいことよ」


雪穂「それじゃ今から作詞担当は友歌ちゃん。作曲は茉莉奈と百音ちゃんで決まり!」


百音「私が作曲ですか?」


雪穂「うん。前に茉莉奈から聞いたけど、茉莉奈に負けないほどのピアノが弾けるんだよね」


百音「で、でも私でいいんでしょうか?」


茉莉奈「いいのよ。でもね、作曲でもあなたには負けないから。そのつもりでいてちょうだい」


百音「わかりました。二人で頑張りましょう」(笑顔)


茉莉奈(うぉっ!?まぶし!)


沙樹「友歌さん」


友歌「何?」


沙樹「メンバーのことは本当に残念だと思うけど、作詞のほうは期待してるから」


友歌「Σぷ、プレッシャーかけないで…」汗


雪穂「それじゃ今日は思いっ切って遊ぶよ!」


亜里沙「やったー!」


真姫「もう…。二人とも上級生の威厳を持ってよね」カミノケクルクル


(こうして最終日はみんなでバーベキューしたり近場の遊具で遊んだり、童心に帰って思いっきり遊んだ)


(そして最終日の帰り)


操「あー!終わった終わった!これで自由になれるぜ!」


茉莉奈「ったく。あんたはいつもどおりね。まあそれがあんたらしいけど」


雪穂「ははは…。操ちゃんもそうだけど、沙樹ちゃんも元気だね」


沙樹「そうですか?私ならまだまだ合宿を続けても大丈夫ですが」


詠美「あなたも相変わらず元気ね。未唯も見習ってほしいわ」


未唯「…パス…」


イカ未唯も相変わらずだね。そういう性格はキライじゃないけどね」


真姫「まあいつものみんなで安心したわ。さて…雪穂に亜里沙。あとは頼んだわよ」


雪穂「はい」


亜里沙「ナルマーリナ!(ロシア語で問題ないよの意味)真姫さん。今回のメンバーなら優勝間違いないから!」


真姫「そう、ならいいけど。あなたたちなら問題ないと思うけど…。でもあの『二人』には負けないでね」


雪穂「はい!今度こそ負けません!」


友歌「?」


百音「あの、茉莉奈さん。あの二人って誰の事ですか?」


茉莉奈「え?ええ、そのことね。それについては…後日話すわ」


操「なんだなんだよー? 気になるぜー」


雪穂「まあまあ。今回の合宿は怪我なく全員大丈夫だったから。さて、今日はまっすぐ家に帰ってたっぷりと休んでね。これもスクールアイドルの仕事だから」


一同「はーい」


     ※     ※     ※     ※


ナレ(帰りの電車の中、みんなは疲れのせいかぐっすり眠っている)


(ただ一人友歌は夕暮れの空を見てこう思いつつ考えていた)


友歌(真姫さんの言っていた『あの二人』って…誰なんだろう?)


ナレ(そんなことを考える友歌。しかしそれが彼女たちに最大の試練ということまだ知らなかった)


続く→https://tw1-2.hatenablog.jp/entry/2019/05/22/215812