蒼い子猫と翠風の樹

取扱注意的なラブライバー時々PBWユーザーところによりTRPGプレイヤー

ラブライブSSR 第19章

前回のラブライブ!

https://tw1-2.hatenablog.jp/archive/2019/05/22



よう! 操だぜ!


誕生日を迎えてようやくバイクの免許を取ることができたぜ!


それに他のみんなの誕生日もわかったしな。そん時はド派手に祝おうぜ!




第19章 ~中間テスト~



(ナレーション:日高のり子


雨がしとしと降る、梅雨の季節がやってきた。放課後の練習はいつもの屋上だが、毎日降る雨のなか、屋上では練習できない様子。そんなモヤモヤを全員感じていた



   ※   ※   ※   ※


(部室にて)


操「なんだよ、また雨かよ。こうも毎日毎日雨が降るとフラストレーションがたまっていくぜー!ウオー!」


友歌「しかたないよ。私だって練習したいよ。でもこう雨ばかりじゃ私も嫌な気分になっちゃうな…」


百音「そうですね。やはり体を動かさないとなんか落ち着きませんね」


茉里奈「私も同感ね」


沙樹「私も茉里奈さんと同じです」


雪穂「と言っても…。屋上は使えないし、講堂もそうそうと申請はできない。どこかの空き教室でやるとしても他から迷惑をかけるかもしれない…」


亜里沙「もー!八方ふさがりだよー!?」



未唯「…そうかな…。私はぐったりできるから梅雨は大歓迎…」


詠美「またそんなこと言って…。家でも学校でもだらだらしてるんじゃなわいよ」


イカ「ははは。でもこうも雨ばかりだと体がなまっちゃうね。どこかで練習できる場所がみつかればいいけど、雪穂が言ったとおり練習場所を探すのは難しいね。そこでひとつアイデアがある」


友歌「アイデア?」


イカ「中間テストまであともう少しだろ? その空いた時間にテスト勉強するのはどうだろう? 少しでも空いた時間は有効に使わないとね」


雪穂「うーん…。テスト勉強かぁ…。みんなはどう思う」


茉里奈「私は異論ありません」


百音「私も大丈夫です」


友歌「そうですね。テスト前の一週間は部室は使えませんからね」


操「Σえー!?なんでだよ!?別に一週間前でもいいじゃんかよ!」


茉里奈「あんた、前のテストの点数を忘れたの? 今から始めれば少しでもいい点数とれるじゃない?」


操「ぐぬぬ…。た、確かにそうだけど…」


未唯「私も操に同意…」


沙樹「何を言ってるんですか? 未唯さんはともかく操さんは赤点を取る可能性あるじゃないですか」


操「お前なぁ…。そこまで俺はバカじゃないぞ?」


イカ「はは。まあ落ち着いて。今回も前回と同じくそれぞれカバーしあえば大丈夫だと思うよ」


雪穂「そうだね。そうしよう。じゃあ割り振りは前回と一緒だね」


操「うげぇ…。勘弁してくださいよぉ…」


茉里奈「何を言ってるの? これもラブライブ出場のためよ。覚悟しなさい!」


友歌「操、私も一緒に頑張るから勉強しよ」


百音「そうです。私も一緒に教えますから」


操「…へーい…」


未唯「…なんだ…。別に勉強しなくてもいいのに…。めんどくさい」ダラーン


詠美「何を言ってるの。そんなんじゃ赤点取るかもしれないわよ?」


未唯「だいじょーぶ、だいじょーぶ…」


詠美「はあ…。先が思いやられるわ…」


雪穂「それじゃみんなでがんばろー!」


一同「おー!」



     ※     ※     ※     ※



1:数学


イカ「ここはこうで…こうして解けば簡単だよ」


操「ふむふむ…。なるほど」


イカ「ん? 今回は要領がいいね」


操「いやー、最近ナンプレ始めたんで。なんかその…数学と似てるのかなぁと思いまして」


イカ「ははは。それはまた面白い発見だね。その調子ならいけるだろう」


操「ありっす」



2:英語


茉里奈「ここの英文はこうしてこう…」


操「こうっすか?」


茉里奈「あー、ちょっと惜しいわね。でも前回と比べてけっこういけてるじゃないの?」


操「いやー。さっきライカさんにも言ったんすけど、最近、ナンプレのほかに英語のナンクロも始めたんで」


茉里奈「ふーん。それで英語の学力があがったってわけ? なんかわけがわからないけどそれなら今回はいけそうかも」


亜里沙「おー!操、ハラショー!!」



3:他の科目


友歌「じゃあ…ここの五つの穴埋めの漢字はわかる?」


操「こうか?」


友歌「…三つ正解…。惜しい。でも前よりはすごくいけてるよ」


百音「本当です。何かこっそりと勉強でもしたんですか?」


操「漢クロやってるからよ」


友歌「艦〇れ?」


操「それはブラウザゲームな」


百音「それでも読解力や漢字など、すごくレベルアップしていますよ」


操「はっはっは。もっと褒めてくれ」


詠美「気楽でいいわね。ま、その調子なら中間テストは大丈夫でしょ」


未唯「…うん…。教えることがないからすごく楽…」


詠美「また…。そんなぐうたら寝てばかりしてるとあなたの方が危ないわよ」


未唯「…だいじょうぶだいじょうぶ…。この未唯さんを甘くみることなかれ…」


詠美「はぁ…、まったく…」


友歌「あの…前から気になっていたんですけど…。未唯さんはいつも寝ているように感じるんですけど、どうして成績がいいんですか?」


未唯「…睡眠学習…?」


友歌「は、はぁ…」


詠美「まあ未唯の言ってることはホントしれないわね。授業中では寝ているのに、成績だけはいい。それだけは事実」


操「なら俺も今度その睡眠学習でもしてみようかな?」


詠美「やめなさい。未唯なんか見習っても意味ないわよ」


友歌「そうだよ。今日の勉強のやり方が向いてるよ」


操「そっか? まあいいや」


百音「何にせよ、これでやれることは全部やりましたよね。あとはテスト当日に頑張りましょう」


一同「おー!」



    ※    ※    ※    ※



(ナレーション:日高のり子


それぞれ中間テスト勉強をしてきた一同。はたしてみんな(特に操)のテストの点数はいかに?


そしてテストが返ってきたその日の放課後


茉里奈「さて、中間テストの答えが返ってきたわね。みんなはどう? 私はもちろん95点以上よ」


雪穂「うーん、私は英語がちょっとだめだったかなー。でもそれ以外は大丈夫」


亜里沙亜里沙は国語が平均点ぐらいだったかな。でも他は雪穂と同じハラショーだよ」


イカ「私は問題ない。百点もいくつか取ったし」


詠美「私もそうね。最低でも80点台だったわ」


未唯「…じゃーん…」(みんなに見せる)


茉里奈「くっ…。本当にどうしてあんたは90点以上なのよ。納得いかないわね」


沙樹「もはや一つのセンスと言ってもいいでしょう」


茉里奈「そういう紗樹はどうなのよ?」


沙樹「大丈夫です。ほぼ満点でした」


操「くう、この完璧超人め」


沙樹「それより操さん。あなたはどうだったの」


操「聞きたいか…。ふっふっふ…。これを見よ!」ジャーン


一同「…えー!?」


茉里奈「あ、あの操が全教科百点…。ありえない!」


雪穂「…ねえ、これって夢だよね? 亜里沙、ほっぺを抓ってくれる?」


亜里沙「うん。はい」ギューー


雪穂「痛い…。夢じゃない…。これは奇跡だわ!」


操「実力と言ってくださいよ」


友歌「でも…それでもまだ信じられない…」


操「それよりユッキーとモッチーはどうだったんだよ?」


百音「私もライカさんや沙樹さんと同じような結果でした」


操「やはりお前も完璧超人の仲間だな。ユッキーは?」


友歌「…すいません。今回は70点台でした…」


操「あらら。…あれ? もしかしてユッキーだけ追試?」


沙樹「それは大丈夫よ。確かに一年の平均点は70点台だけど、友歌さんはクリアしてるわ。でもこの調子だと今度は期末テストが危ないようね」


百音「それならば期末テストは友歌さんを徹底的に教えましょう」


一同「賛成ー!!」


友歌「そんなー!」(泣)




(ナレーション:日高のり子


いろいろあったが皆は中間テストをクリアしたのであった


ただ、友歌の運命がどうなるか


それはまた別のお話で



続く
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